— マルサラ樽が織りなす、甘く爽やかなグレーンの魅力 —
2020年に登場したばかりでありながら、早くも世界の注目を集めるアイリッシュウイスキーブランド「バスカー」。その基幹原酒のひとつにスポットを当てたのが、このバスカー シングルグレーン アイリッシュウイスキーです。コーンとモルトを原料にしたグレーン原酒を、バーボン樽とマルサラワイン樽で熟成。44.3%という絶妙な度数でボトリングすることで、繊細でありながらしっかりとした味わいが際立つ一本に仕上がっています。
ロイヤルオーク蒸溜所の革新
このウイスキーを生み出すのは、アイルランド・カーロウにあるロイヤルオーク蒸溜所。2016年創業という新鋭ながら、シングルモルト、シングルポットスチル、シングルグレーンの3種すべてを製造できるアイルランド唯一の蒸溜所です。ブレンディングを手がけるのは、ウイスキー殿堂入りを果たした名手ジョン・ラムゼイ氏。エドリントン社でも実績を残した彼のブレンド哲学が、ここでも遺憾なく発揮されています。
テイスティングノート
色:淡く透明感のあるペールストロー
香り:キャラメルが優しく香り立ち、バニラとオークが穏やかに広がる。干し草のような清涼感のあるニュアンスも。
味わい:マルサラワイン樽由来の甘く上品なキャラメルが印象的。そこにソフトなバニラやほのかなオークが重なり、軽やかでバランスの取れたグレーンの魅力を感じさせます。
フィニッシュ:長く、ドライで心地よい。キャラメルとバニラがじんわりと残るエレガントな余韻。
バスカーというブランドの躍進
バスカーは誕生間もないながら、『ワインエンスージアスト』誌2021年アイリッシュブレンド部門で最高賞「ザ・ベスト・バイ・アマング・アイリッシュブレンド」を受賞するなど、すでに世界で高く評価されています。熟成に使われるマルサラワイン樽には、イタリアの老舗「フローリオ」社製の樽のみを使用し、トロピカルフルーツの香りが際立つ味わいを実現しています。
グレーンの未来を変える1本
一般的にシングルモルトやポットスチルの影に隠れがちなグレーンウイスキーですが、バスカー シングルグレーンはその認識を変えてくれるかもしれません。甘く、やわらかく、どこか陽気なアイルランドの風を感じさせるスタイルは、初心者から通好みのウイスキーラヴァーまで、幅広く楽しめる一本です。
新しいアイリッシュの魅力を体現したグレーンウイスキーの傑作。
今こそ、「バスカー」という名の旅を始めてみてはいかがでしょうか🥃✨