“ワームタブ”がもたらすクラシカルな力強さとシェリーの深みが交錯する、個性派シングルモルト
スペイサイドのシングルモルトに対して「華やかで軽やか」といったイメージを抱いている方にこそ試していただきたい、反逆の一杯。
アトムブランズが手掛けるスモールバッチシリーズ「ワームタブ 10年」は、かつての蒸溜技術を彷彿とさせる“ワームタブコンデンサー”を使用した蒸溜所から届けられる、本物の厚みと余韻をもったシングルモルトです。
ワームタブ蒸溜とは？
「ワームタブ」とは、銅製の螺旋状の冷却管を大桶の水中に沈め、蒸気を液化させる伝統的な凝縮器のこと。現在主流のシェル＆チューブコンデンサーよりも銅との接触面が少なく、ヘビーで厚みのある酒質を生むとされます。これにより得られた骨太のスピリッツは、ファーストフィルのシェリー樽でのフィニッシュにより見事な完成度を示しています。
バッチ5 ― シェリー×カスクストレングスの黄金比
10年熟成、ノンチルフィルター、ノンカラーリング、そしてカスクストレングス。
“今味わいたいシェリー系シングルモルト”として、バランスの良さと奥行きを兼ね備えています。まさに“クラシックの復権”とも言える1本です。
テイスティングノート
色：深みのあるアンバー
香り：シェリー漬けのフルーツケーキ、ジューシーなサルタナレーズン、オレンジピール、ゴールデンシロップの甘いアロマ。ローストした麦とわずかなハーブ、そしてオークの温かみが後を追います。
味わい：キャラメル、チョコレートをベースに、スパイシーなライ麦やクルミのオイリーさが波のように広がる。ドライクランベリー、デーツ、そしてオレンジマーマレードが一体となり、熟成感と奥行きを演出。
余韻：塩キャラメル、砂糖漬けのフルーツ、ドライなハーブティーのような後口が長く続く。オイリーでリッチな余韻がいつまでも残ります。
ワームタブ10年が描く“回帰”の哲学
このボトルに込められたメッセージは明快です。
「酒質そのものの力強さを取り戻せ」
かつての重厚なモルトスタイルに回帰しつつも、現代のバランス感覚とシェリー樽の美点を活かす――そんな哲学が詰まっています。
スペイサイドのシークレット蒸溜所が生み出す、**“伝統と革新の融合”**とも言えるこの1本は、モルトファンに新たな感動を与えること間違いなしです。
スペイサイドに潜む“異端”のクラシックモルト。
「軽やか」だけでは語れない、圧倒的なシェリーとスピリッツのハーモニー。
ワームタブ10年 バッチ5で、あなただけの芳醇なひとときを🥃✨
