こんにちは、ウイスキー好きの皆さん!今日は台湾から生まれた特別なウイスキー、カバランについてお話ししましょう。カバランは、台湾の美しい自然と情熱から生まれたウイスキーで、その豊かな風味は世界中で愛されています。
カバランの由来
「カバラン」という名前は、蒸留所がある台湾の宜蘭(イーラン)の旧名に由来しています。この地は、古代の先住民たちが苦労しながら開拓した場所なんです。そんな歴史ある土地の名を冠したカバランウイスキーは、その美しさをウイスキーの中に閉じ込めています。
カバランの誕生
カバラン蒸留所は、100年以上続く海外の蒸留所への憧れから始まりました。スコットランドや日本の有名な蒸留所を見学し、「台湾でも素晴らしいウイスキーを作ろう!」という情熱で設立されたんです。台湾で唯一、麦芽から熟成、ブレンドまでを一貫して行う蒸留所として、カバランはその名を世界に広めています。
自然が育む風味
カバラン蒸留所は、台湾の美しい山と海に囲まれた蘭陽平野に位置しています。雪山山脈から流れる澄んだ水が、ウイスキー作りにぴったりです。さらに、太平洋の海風や亜熱帯の気候がオーク樽に影響を与え、独特の香りと風味を生み出しています。
カバランのソリストシリーズから3つのウイスキーをご紹介します。
カバランソリスト ヴィーニョバリック カスクストレングス
世界最高級のワイン樽を厳選し、カバラン蒸留所独自の熱処理技術で焼き温度と時間を正確にコントロールし、樽内部の繊細な香味成分を生成させます。熟成後、まろやかで芳醇、そして香り豊かな味わいになります。その最高の風味は、巧みな工芸と芸術の完全なる融合であり、ウイスキーの傑作と言えます。
• 色合い: 晩秋の黄金色。見ているだけで温かみを感じます。
• 風味: メロンやキャラメルの香りが漂い、ワインの風味が絶妙に混ざっています。フルーツとオークのバランスが素晴らしいです。
• 口当たり: 甘美で、アーモンドとブラックチョコの香りが楽しめます。余韻も爽やかで、何度も味わいたくなる一杯です。
カバランソリスト オロロソシェリーカスク
長年使用したスペイン産のオロロソシェリー樽の芳しい香りにより、熟成後されたウイスキーはラテンの情熱的味わいへと変身します。
またアーモンド、ドライフルーツ、ナッツなどの香りが加わり、陶酔を誘う心地良い口当たりが生まれます。
冷却ろ過をしていない(ノンチルフィルタード)ので味に厚みがあり、ウイスキーそのもののコクと芳しさを完全に表現しています。
• 色合い: ダークレーズンのような深みのある色。
• 風味: ドライフルーツやナッツ、香辛料の香りが幾重にも広がります。ほのかにアーモンドとバニラの香りも。
• 口当たり: 濃厚で滑らか。ドライフルーツや香辛料が口の中で踊り、コーヒーの香りが軽やかに伴奏します。
カバランソリスト フィノシェリー カスク
厳選した最高級のフィノシェリー樽を使用し、ウイスキーを作るのに適した気候の下で自然の甘みを持つ一本へと熟成させました。
魅惑的なシェリーの甘みと台湾特有のトロピカルフルーツの風味が融合し、複雑で重厚な味わいを持つ逸品へと仕上がりました。
2010年の販売以降、その至高な味わいは非常に高い評価を受け、カバランソリストシリーズの傑作の一つとなっています。
• 色合い: 深い琥珀色。とても神秘的です。
• 風味: シェリーの濃厚な風味に、タフィーとファッジの甘さが加わります。チョコレートとフルーツの香りが絶妙に調和しています。
• 口当たり: ファッジの甘みが舌先を撫で、スモーキーな余韻が心地よく広がります。
どのウイスキーもそれぞれに個性があって、カバランのクラフトマンシップを感じられます。ぜひ機会があれば試してみてくださいね🥃✨