プレミアムバーボンの先駆け、時代を変えた12年熟成 I.W.ハーパー 12年

プレミアムバーボンの先駆け、時代を変えた12年熟成 I.W.ハーパー 12年

バーボンの常識を覆した、気品あふれるアメリカンレジェンド

バーボンに「長期熟成は意味がない」と語られていた時代に、一石を投じたウイスキーがありました。1961年、世界初の12年熟成プレミアムバーボンとして華々しく登場したのが「I.W.ハーパー 12年」。それは、1877年に創業した伝統あるウイスキーブランド「I.W.ハーパー」が放つ、歴史と革新の結晶でもあります。
このウイスキーは、当時のバーボンの概念を根底から覆し、その後続々と登場するプレミアムバーボンの時代を切り開いた先駆者として、今なお高い評価を受け続けています。

ルーツと誇りが香る、伝説のバーボン

I.W.ハーパーは、ドイツからアメリカに移住したアイザック・ウォルフ・バーンハイムによって1877年に創設されました。彼の名「I.W.」と、無二の親友フランク・ハーパーの名を合わせて命名されたこのブランドは、「粗悪なバーボンが出回っていた時代に、あくまで“品質本位”で臨んだ真摯なウイスキー造り」の象徴でもあります。
1885年にはニューオーリンズ万国博覧会で金賞を受賞。その後も数々の国際博で受賞歴を重ね、栄誉の象徴である“ゴールドメダル”の異名で親しまれるようになりました。

テイスティングノート ─ 優雅でメロウな深み

色:控えめながらも輝きを放つ、繊細な琥珀色。
香り:バニラやキャラメルの濃厚で甘やかな香りに、アメリカンオークのウッディさが重なる。奥からは熟した果実やスパイスの複雑なアロマが広がる。
味わい:とろりとした口当たりとともに広がる、バニラ・トフィー・レーズンの風味。そこにピリッとしたスパイスとともに、熟成由来の深いオーク感が加わる。
余韻:スムースでメロウ。ほのかな甘みとウッディな余韻が長く続き、飲み手の記憶に残るフィニッシュ。

美しきデカンターボトルと洗練されたスタイル

クリスタル風の重厚なデカンターボトルは、1949年のギフトアイテムとして登場して以来、多くのコレクターを魅了し続ける存在。都会的で上品なイメージのシルクハットとステッキの紳士を広告塔に掲げたマーケティングも秀逸で、1950年代には洗練されたライフスタイルの象徴として定着しました。

I.W.ハーパー 12年の真価と飲み方

そのままストレートで香りと味わいを堪能するのが一番のおすすめですが、ロックにしても甘味がより引き立ち、香ばしさとバニラの優しい余韻が楽しめます。少量の加水でフルーティな香りが花開くなど、シーンに応じて表情を変えるのも魅力のひとつです。

バーボンの未来を変えた“先駆者”の1本

今や当たり前となったプレミアムバーボンの時代。その扉を開いたのが、I.W.ハーパー 12年です。
歴史、品質、デザイン、すべてにおいてクラシカルかつ革新的。時代を越えても変わらぬその魅力を、ぜひあなたのグラスで確かめてください。
ただのバーボンではなく、“語れるバーボン”を──。I.W.ハーパー12年、ここに極まる🥃✨





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