海風が育む孤高のシングルモルト アイル オブ ラッセイ ヘブリディアン シングルモルト R-02 ― ヘブリディーズ諸島の風土が染み込んだ、フルーティ&スモーキーな個性 ―

海風が育む孤高のシングルモルト アイル オブ ラッセイ ヘブリディアン シングルモルト R-02 ― ヘブリディーズ諸島の風土が染み込んだ、フルーティ&スモーキーな個性 ―

ラッセイ島唯一の蒸溜所が放つ、“新たなクラフトの旗手”

スコットランド西海岸、ヘブリディーズ諸島の小さな島・ラッセイ島。人口200人にも満たないこの島に、2014年、唯一の蒸溜所「アイル オブ ラッセイ蒸溜所」が誕生しました。設立したのは、スコットランド出身の起業家ビル・ドビー氏と、ブレンダーであり植物学者でもあるアラスデア・デイ氏。豊かな自然と人の知恵が融合して生まれた蒸溜所は、今やスコッチ新時代の風を吹き込む存在となっています。

R-01から進化した、より深い味わい

「R-02」は、アイル オブ ラッセイ蒸溜所の定番ライン「R」シリーズの第2弾であり、前作「R-01」のスピリットと哲学を継承しつつ、よりリッチな味わいへと進化した一本です。ノンピーテッドとピーテッド、それぞれのスピリッツをライウイスキー樽、ボルドー赤ワイン樽、チンカピンオーク樽の3種で熟成。その結果、6種類の原酒が生まれ、ブレンドされてボトリングされます。
R-01と同じピートレベルの麦芽を使用していますが、R-02では熟成の進んだ原酒と、よりピーティなキャラクターを持つ原酒を採用することで、ボトリング時のピート感は一段と豊かに。ライトリーピーテッドな印象ながら、ダークフルーツの濃厚な香味とのバランスが秀逸です。

地質が生む、唯一無二のミネラル感

アイル オブ ラッセイの味わいを語るうえで欠かせないのが、その仕込み水です。ダンカン山に降り注いだ雨は、火山岩を通り、ジュラ紀の砂岩で自然濾過されたミネラル豊富な水に変わります。この水を用いた発酵は、スピリッツに芳醇なフルーティさとわずかな甘味をもたらし、ウイスキーの芯となるエレガントな風味を形成します。
また、全ての原酒は島内のウェアハウスで熟成され、瓶詰めまで一貫して行われます。これにより、ヘブリディーズ諸島特有の湿潤で涼しい気候の影響をフルに受けた、まさに“島育ち”の味わいが完成します。

テイスティングノート

香り:熟したプラムやブラックベリーなどのダークフルーツ、わずかなスモークとスパイスの重なり
味わい:赤ワイン樽由来のフルボディな果実味とライ樽からのスパイシーさ、チンカピンオークのバニラや木のニュアンス
余韻:ライトなピート感が徐々に現れ、果実の甘みとともに心地よく長く続く

クラフトスコッチの未来形

ノンチルフィルタリング、ナチュラルカラー、丁寧な原酒選定と個性の引き出し方。アイル オブ ラッセイ蒸溜所が手がけるR-02は、決して奇をてらわず、素材と環境、造り手の哲学をシンプルに表現した秀逸なシングルモルトです。
クラシックなピートファンにはもちろん、新しいスコッチの風を感じたい方、そして自然との調和を味わいに求める方にこそ手にしてほしい1本です。
大地の記憶と海の風をまとうこのウイスキーは、まさにラッセイ島そのもの。
次代のクラフトスコッチを象徴する味わいを、ぜひお楽しみください🥃✨





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