日本初のモルト蒸溜所が生んだ、至高のスタンダード
「山崎12年」は、日本のウイスキーの原点とも言える山崎蒸溜所で生まれた、シングルモルトウイスキーの代表格です。
1984年に登場して以来、繊細かつ複雑な香味構成と重厚な熟成感を併せ持つその完成度で、国内外のウイスキーファンを魅了し続けています。
ホワイトオーク樽熟成による甘く上品なバニラ香と、熟した果実のような芳醇な香り。さらに、ジャパニーズオーク(ミズナラ)やシェリー樽由来のニュアンスが奥行きをもたらし、幾重にも折り重なる香味のハーモニーを生み出しています。
テイスティングノート
色:琥珀色
香り:熟した柿、桃、バニラ、ほのかな樽香
味わい:厚みのある甘味、調和のとれた奥深さ
フィニッシュ:バニラとオークの優雅な余韻が長く続く
世界が認めた品質 – 数々の受賞歴
2024年 ISC シュプリーム チャンピオンスピリット(全部門最高賞)
2022年〜2003年 ISC金賞 多数受賞
ジャパニーズウイスキーの名を世界に知らしめた、偉大なるフラッグシップの一つです。
「山崎」を支える、理想の環境と職人の技
山崎蒸溜所 – 日本ウイスキーの聖地
1923年、サントリー創業者・鳥井信治郎が「日本人の繊細な味覚に合うウイスキーをつくりたい」と、日本全国を巡った末に辿り着いたのが京都・天王山の麓「山崎」でした。
桂川・宇治川・木津川の三川が交わる名水の地であり、日本の四季がもたらす温度・湿度の変化が、ウイスキーの熟成に理想的な環境を与えています。
多彩な原酒と高度なブレンド技術
山崎蒸溜所は、蒸溜器の形状や発酵槽、樽の種類に多様性をもたせることで、ひとつの蒸溜所で数十種類もの個性的な原酒をつくり分けられる世界でも稀有な存在です。
現在、140万樽もの原酒を保有しており、そのすべてが「山崎」の香味の礎。
ブレンダーたちはそれらの原酒を繊細な感性で組み合わせ、熟練の技と経験を駆使して、「山崎」の深みと一貫性を磨き続けています。
未来を見据えた取り組み
山崎蒸溜所では、100年後のウイスキーづくりを見据えた挑戦も続いています。
木桶発酵槽や直火蒸溜の復活
酵母や仕込み水の研究
伝統的なフロアモルティングの再導入
こうした取り組みのすべてが、次代を担うウイスキーの品質に活かされています。
まとめ
「山崎12年」は、日本が世界に誇るシングルモルトウイスキーとして、その地位を確立しています。
自然と伝統、技術と情熱が織りなすその香味は、まさに“飲む芸術”。
ウイスキー初心者から玄人まで、誰もが楽しめる深みと繊細さ。
そして、飲むたびに新しい表情を見せる奥行きのある味わいは、まさに日本のウイスキーの真髄といえるでしょう。
ぜひ、グラスの中でゆっくりと広がる「山崎」の世界をご堪能ください🥃✨