アリスター ウォーカー ミルトンダフ 11年 2012 インフリークエント フライヤー 15thリリース|スペイサイドモルトの新たな魅力を発見するシングルカスク
スコッチウイスキーの世界では、蒸溜所が公式にリリースするボトルだけでなく、独立系ボトラーが手掛ける個性的な一本にも大きな注目が集まっています。
今回ご紹介する「アリスター ウォーカー ミルトンダフ 11年 2012 インフリークエント フライヤー 15thリリース」は、そんなインディペンデントボトラーの魅力を存分に味わえる限定シングルモルトウイスキーです。
スペイサイドの名門蒸溜所「ミルトンダフ」の原酒を使用し、オロロソシェリー樽でフィニッシュされた特別な1本。アルコール度数59.4%のカスクストレングスでボトリングされており、原酒の個性を余すことなく楽しめます。
注目を集めるインディペンデントボトラー「アリスター・ウォーカー」
アリスター・ウォーカー氏は、ウイスキー業界で伝説的な存在として知られるビリー・ウォーカー氏の息子です。
ビリー・ウォーカー氏はグレンドロナック、ベンリアック、グレングラッサなど数々の蒸溜所再建を成功させた人物として知られています。
その父のもとで長年経験を積んだアリスター氏は、2018年に自身の会社「Alistair Walker Whisky Company」を設立。独自の視点で選び抜いた原酒をボトリングするブランドとして「Infrequent Flyers(インフリークエント・フライヤー)」を立ち上げました。
ブランド名は「めったに飛行機に乗らない人」という意味ですが、そこには「市場に頻繁には登場しない希少で個性的な原酒を届けたい」という想いが込められています。
ミルトンダフ蒸溜所とは?
ミルトンダフ蒸溜所はスコットランド・スペイサイド地方に位置する歴史ある蒸溜所です。
一般消費者向けのオフィシャルボトルは比較的少ないものの、世界的なブレンデッドウイスキーである「バランタイン」のキーモルトとして知られています。
そのため蒸溜所名を聞いたことがない方でも、実は知らず知らずのうちにミルトンダフの原酒を楽しんでいるかもしれません。
ミルトンダフの原酒はフルーティーで華やかな酒質を持ち、リンゴや洋梨を思わせる果実香と優しい麦芽の甘みが特徴です。
オロロソシェリー樽が生み出す芳醇な味わい
今回のボトルは2012年蒸留の原酒を11年間熟成させた後、オロロソシェリー・パンチョンでフィニッシュを施しています。
オロロソシェリー樽は濃厚なドライフルーツ感やナッツの風味を与えることで知られ、多くのウイスキーファンから高い人気を集めています。
ミルトンダフ本来のフルーティーさに、シェリー樽由来の深みが加わることで、より複雑で魅力的な味わいに仕上がっています。
さらにノンチルフィルター、ナチュラルカラーでボトリングされているため、樽と原酒が持つ本来の個性をそのまま楽しめるのも大きな魅力です。
テイスティングノート
グラスに注ぐと、まずパイナップル味のソフトキャンディを思わせる甘く華やかな香りが立ち上がります。
続いてストロベリーや熟した果実のアロマが広がり、奥からバニラファッジやキャラメルのような濃厚な甘みが顔を覗かせます。
口に含むと、シェリー樽由来のリッチなコクとフルーティーな果実味が絶妙に調和。クルミを思わせるナッティなニュアンスが複雑さを与え、カスクストレングスならではの力強い飲み応えを感じられます。
フィニッシュは長く、甘みとスパイス感が心地よく続きます。
まとめ
「アリスター ウォーカー ミルトンダフ 11年 2012 インフリークエント フライヤー 15thリリース」は、ミルトンダフの持つ華やかな果実味と、オロロソシェリー樽由来の豊かなコクが見事に融合した限定シングルモルトです。
インディペンデントボトラーならではの自由な発想と高品質な原酒選定によって生み出されたこの1本は、ミルトンダフの新たな魅力を発見できる貴重なボトルと言えるでしょう。
シェリーカスクファンはもちろん、スペイサイドモルトの奥深さを堪能したい方にもおすすめしたい、見逃せない限定リリースです。
