ロングロウ レッド7年 ピノノワールカスク

ロングロウ レッド7年 ピノノワールカスク

赤ワイン樽と潮香ピートが交差する注目の限定ボトル

キャンベルタウンモルトの名門として世界中のウイスキーファンから熱狂的な支持を集めるSpringbank Distillery。その中でも、ヘビーピーテッドブランドとして知られる「ロングロウ」シリーズは、スモーキーでオイリー、そして潮風を感じる独特の個性を持つことで有名です。

そのロングロウから毎年リリースされる限定シリーズ「ロングロウ レッド」は、赤ワイン樽で追熟した特別仕様として絶大な人気を誇ります。そして2024年に登場したのが、“ピノ・ノワール樽”で仕上げられた「ロングロウ レッド7年 ピノノワールカスク」です。

このボトルは、単なる“ワイン樽熟成ウイスキー”ではありません。ピートスモークと赤果実、潮気、肉厚な麦の旨味が複雑に重なり合う、極めて個性的な1本。世界中の愛好家が発売前から注目していた理由が、グラスを傾けた瞬間に理解できます。

ロングロウ レッド7年 ピノノワールカスクとは?

ロングロウ レッド7年 ピノノワールカスクは、4年間バーボン樽で熟成したロングロウ原酒を、さらにフランス産ピノ・ノワールの赤ワイン樽で3年間追熟させた限定ボトルです。

“ロングロウ レッド”シリーズは、赤ワイン樽由来の果実感をロングロウのピートと融合させる人気シリーズですが、今回使用されたピノ・ノワール樽は特に繊細でエレガントな果実味を与えることで知られています。

アルコール度数は57.1%のカスクストレングス。加水を行わないことで、樽由来の風味とロングロウ本来の力強さをそのまま閉じ込めています。さらにノンチルフィルター・ノンカラー仕様により、蒸溜所が目指す“自然な味わい”を最大限楽しめる仕上がりとなっています。

香りは「チェリー」「燻製」「潮風」が同時に押し寄せる

グラスに注いだ瞬間、まず感じるのはモレロチェリーやラズベリーを思わせる赤い果実の香り。ピノ・ノワール樽由来の華やかなベリー感が広がります。

しかし、その甘酸っぱい果実香だけでは終わりません。

続いて現れるのが、ロングロウ特有の燻製感。スモークベーコン、ハム、焦げた木材、焚き火の灰のような重厚なスモーキーさが押し寄せ、そこへ潮風を思わせる塩気が重なります。

さらにハーブ、トマト、湿った土のニュアンスまで現れ、まるでキャンベルタウンの海辺を歩いているかのような情景を感じさせます。

味わいは“甘酸っぱい赤果実”と“重厚ピート”の衝突

口に含むと、最初に感じるのは濃厚なハチミツの甘みとブドウグミのような果実感。そこからラズベリージャムやダークチェリーの甘酸っぱさが広がり、赤ワイン樽の存在感を強く感じさせます。

しかし中盤から一気にロングロウらしい世界へ。

スモークハム、灰、ブラックペッパー、焦げたオーク、塩キャラメルのような複雑な旨味が押し寄せ、ピノ・ノワールのエレガントさをピートが力強く包み込みます。

余韻は非常に長く、塩気とスモーク、ベリー系の酸味がいつまでも続きます。

“ワイン樽熟成=甘口”というイメージを良い意味で裏切る、重厚かつ大胆な仕上がりです。

スプリングバンク蒸溜所だからこそ生まれる個性

このボトルを語る上で欠かせないのが、Springbank Distilleryの存在です。

1828年創業の同蒸溜所は、現在でもフロアモルティングから蒸溜、熟成、瓶詰めまでを自社で行う“完全一貫生産”を守り続けています。

効率化が進む現代ウイスキー業界において、このスタイルを維持する蒸溜所は極めて希少です。

ロングロウは、そんなスプリングバンクが手掛けるヘビーピーテッドブランド。通常のスプリングバンクよりも強くピートを焚き込み、2回蒸溜で仕上げることで、重厚かつオイリーな味わいを実現しています。

そこへ赤ワイン樽を組み合わせる「レッドシリーズ」は、毎年違うワイン樽を採用することで一期一会の味わいを生み出しており、コレクター人気も非常に高いシリーズとして知られています。

なぜここまで人気なのか?

ロングロウ レッドシリーズが人気を集める最大の理由は、“ワイン樽熟成”と“キャンベルタウンピート”がここまで高次元で融合したボトルが他にほとんど存在しないからです。

特に近年はスプリングバンク関連商品の価格高騰が続いており、日本国内への入荷数も極めて少量。発売直後に完売することも珍しくありません。

今回のピノ・ノワールカスク版は、赤ワイン樽由来の果実感が非常に美しく、シリーズの中でも特に評価が高まる可能性がある1本として注目されています。

おすすめの飲み方

このボトルは、ぜひストレートから試してほしい1本です。

高アルコールながら、時間経過による香味変化が非常に豊かで、開栓直後と30分後で印象が変わります。

少量加水すると、ベリー感やハチミツの甘みが前面に出てきて、より飲みやすく変化。逆にスモーク感を強く楽しみたいなら、ストレートがおすすめです。

燻製ナッツ、生ハム、ブルーチーズ、ローストビーフなどとの相性も抜群。赤ワイン好きにも刺さるウイスキーと言えるでしょう。

まとめ

ロングロウ レッド7年 ピノノワールカスクは、ロングロウ特有の重厚なピートと、ピノ・ノワール樽由来の赤果実の華やかさを融合させた、極めて個性的な限定ボトルです。

スモーク、塩気、チェリー、ラズベリー、ハム、ハチミツ──次々と変化する複雑な香味は、まさに“飲むたびに新しい表情を見せるウイスキー”。

近年のスプリングバンク人気を象徴するような1本であり、キャンベルタウンモルトの奥深さを体感できる傑作と言えるでしょう。



ウイスキー 57.1度 ロングロウ レッド 7年 ピノノワールカスク 700ml 1本 並行
ウイスキー 57.1度
ロングロウ レッド 7年
ピノノワールカスク
700ml 1本 並行



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