― シャルドネ樽が紡ぐ、シルクのように優雅な14年熟成の芸術品 ―
世界最大手のスピリッツ企業「ディアジオ社」が年に一度だけ世に送り出す、ウイスキーラヴァー待望の限定シリーズ――「ディアジオ・スペシャル・リリース」。その2023年エディションに名を連ねるのが、このザ・シングルトン グレンデュラン14年です。副題には“The Silken Gown(絹のドレス)”と名付けられ、まさにその名のとおり、滑らかで艶やか、そして繊細な余韻をまとった一本となっています。
ブルゴーニュ シャルドネ樽で仕上げる、優雅なフィニッシュ
このグレンデュラン14年は、通常の熟成を経たのち、フランス・ブルゴーニュ産のシャルドネ樽で後熟(フィニッシュ)を施された特別な一本。瑞々しい白ブドウや青リンゴ、西洋梨といった白ワインのフルーティーなアロマがモルトの甘美な味わいに見事に溶け合い、まるで南仏の海辺を歩くような開放感すら感じさせてくれます。
バターやトフィーのような豊かなボディに、イチジクや熟れた果実の風味が層をなし、軽やかでいて奥深い。まるで光を受けてきらめく絹のドレスのように、艶やかに香り、やさしく包み込むような味わいが魅力です。
テイスティングノート
色合い:やや黄緑がかった明るいゴールド。極めて良質なビーディング(泡立ち)とゆっくり垂れるレッグ(涙)は、濃密なボディを物語ります。
香り:爽やかでクリスプ。青リンゴや白ブドウ、やや熟した西洋梨のフルーティーさが広がり、パイ生地やクレームアングレーズ(カスタード)のような甘美な香りが追いかけてきます。やがて、蜂蜜やトーストしたオークのニュアンスが重なり、繊細で洗練された印象へ。
味わい:ベルベットのように滑らか。最初に感じるのは甘く柔らかなトフィーの甘み。続いて熟れた果実の酸味が口の中を引き締め、最後にほんのりスパイス感が心地よく舌を刺激します。全体は非常にクリアでありながら、重層的なテクスチャー。
フィニッシュ:ミディアムロング。最初はなめらかでバターのような余韻、少しずつスパイシーな後味が顔を出し、最後は余韻の静けさに包まれます。水をほんの一滴加えることで、香りと味わいが一層まとまり、調和のとれたフィニッシュへと昇華します。
ディアジオのクラフツマンシップが息づく「グレンデュラン蒸溜所」
本作の原酒は、スコットランド・スペイサイドにある1897年創業のグレンデュラン蒸溜所にて造られました。元々はグレンフィディックと独占契約を結ぶほどの実力を持った蒸溜所で、現在はシングルトンブランドの中核としてその名を馳せています。
このシリーズでは他にも「グレンオード」や「ダフタウン」のシングルトンも存在しますが、グレンデュランの特徴は“なめらかさと豊かな果実味”のバランスにあります。ディアジオの精鋭モルトマスターたちが“ハイ・ファッションの細部にまでこだわるように”仕上げたその味わいは、まさに珠玉の一滴。
絹のようなモルトに、心ほどけるひとときを。
ザ・シングルトン グレンデュラン14年は、華やかな場にも、静かな語らいの席にもふさわしい、洗練を極めたシングルモルトです。
香り、味わい、質感、そのすべてが丁寧に織り込まれたこの1本は、飲む者の心を柔らかく包み込んでくれるでしょう。
グラスの中のシルク――その魅力を、あなた自身で確かめてみてください🥃✨