ロイヤルサルートの誕生と歴史
ロイヤルサルートは、1953年6月2日にシーバスブラザーズ社から誕生しました。このウイスキーは、イギリスのエリザベス2世女王の戴冠式を記念して作られた特別なものです。当初は限定商品として販売されましたが、その圧倒的な人気により定番商品化され、現在では世界100カ国以上に輸出されています。製品名の「ロイヤルサルート」は、イギリス海軍が王室行事などで披露する礼砲から由来します。特に、戴冠式で鳴らされた21発の礼砲にちなんで、21年以上熟成させたウイスキーのみを使用していることが特徴です。このこだわりにより、ロイヤルサルートは熟成年数21年以上のウイスキー市場で圧倒的な地位を築いています。
ロイヤルサルートの特徴
ロイヤルサルートの味わいを形作るキーモルトは、スコットランド最古の蒸留所の一つであるストラスアイラ蒸留所から供給されています。また、ロングモーンやグレンリベット、アベラワーなどの蒸留所のモルトもブレンドされています。この絶妙な組み合わせにより、深みのある味わいが生まれています。また、ロイヤルサルートのボトルは陶器製のフラゴンが採用されており、これも他のウイスキーとは一線を画すポイントです。青(サファイア)、緑(エメラルド)、赤(ルビー)の3色展開で、エリザベス2世女王の王冠に施された宝石を象徴しています。ボトル製造はかつてロイヤルドルトン社が担当していましたが、現在ではウェイド社が製造しています。
ロイヤルサルート 21年 ピーテッドブレンド
中でも「ロイヤルサルート 21年 ピーテッドブレンド」は、特別な一品として注目されています。このブレンドには、かつて存在した伝説的なインペリアル蒸留所のモルトが使われています。インペリアル蒸留所は1897年に設立され、ビクトリア女王のダイヤモンドジュビリーを祝う象徴的な蒸留所でした。しかし、46年間の短い歴史を経て閉鎖され、現在では極めて貴重なモルトとしてロイヤルサルートに新たな命を吹き込んでいます。テイスティングノート
• 香り:甘いオレンジと桃の香りが、焚き火の残り火のスモーキーさと絶妙に融合。複雑でバランスの取れたアロマ。• 味わい:ジューシーな洋ナシ、フレッシュなヘーゼルナッツ、焦げたオレンジの皮がピートのスモーキーな香りと調和。
• フィニッシュ:長く滑らかな余韻にスモークが漂い、深い満足感を残します。
ロイヤルサルートの魅力
ロイヤルサルートはその由緒正しい歴史と卓越した品質で、世界中のウイスキー愛好家から支持を得ています。その中でも、21年以上の熟成を経たブレンドや陶器ボトルなど、細部に至るまでこだわり抜かれた製品は、贈り物としても最適です。特に東アジア市場での人気は絶大で、中国、台湾、韓国、ベトナムなどで高い支持を得ています。これは、王室の気品を感じさせるブランドイメージと、熟成年数に裏付けられた確かな品質が評価されているからでしょう。ロイヤルサルートはただのウイスキーではありません。それは歴史、伝統、そして芸術が詰まった液体の宝石です。特別な日の乾杯に、または贅沢なひとときを楽しむ際のお供に、ぜひお試しください🥃✨