Shirokane Sake Brewery Shirokane Noro 25% 1.8L Potato Shochu

白金酒造の定番酒。大正元年発売の、ロングセラー商品です。芋本来のほのかな甘みと旨味があり、雑味のないさっぱりとした後味は飲み飽きせず、毎日の晩酌用としておすすめです。芋本来のほのかな甘みと旨味に、雑味のないさっぱりとした後味。

¥1,815 JPY
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Categories: Sake/Shochu Shochu
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Shirokane Sake Brewery

創業明治弐年 白金酒蔵

いまどき贅沢でしょうか。大切なものを、大切に守るということ。

西南戦争以前から昔ながらの伝統の技をかたくなに守り丹精込めた焼酎造りを続ける蔵元があります。ことにあたるのはただ「おいしい焼酎が造りたい」という思いだけ。たくさん造れなくてもいいのです。自然の恵みと、杜氏と呼ばれる人の技と時の育みをいかして…。

白金酒蔵の歴史

Shirokane Sake Brewery was founded in 1888 by its founder, Kazusuke Kawada, as ``Kawada Sake Brewery''.
It was affectionately known as ``Wasuke Shochu'' and became popular throughout the world.

At the beginning of the Taisho era, the brand name was changed to ``Shirogane no Ro'', and from the Taisho era until around 1955, it became so popular that it became synonymous with shochu. It was even said that the store would prosper.

文化財 「石蔵」

創業当時から残る石造りの蔵「石蔵」。「加治木石」と呼ばれる石を組み上げて造った蔵です。石造りの蔵は外気の影響を受けにくく、一年を通じて、温度・湿度の変化が少なく、焼酎造りには適した環境です。蔵は麹を造る「室屋」と「甕」のある「仕込み場」に分かれています。昭和61年に明治時代から造られていた焼酎を再現すべく、杜氏頭「黒瀬東洋海」により製造を再開しました。平成13年に同市、山田地区にある「凱旋門」とともに国指定の登録有形文化財に指定されました。製造を続けている焼酎蔵としては、日本初のこととなります。毎年8月の盆明けから、翌年の1月末頃まで製造します。

黒瀬杜氏

鹿児島の伝統的な焼酎造りには常に「黒瀬杜氏」と呼ばれる存在があります。黒瀬杜氏は南さつま市笠沙にある、「黒瀬集落」を所縁とする杜氏集団です。黒瀬杜氏は焼酎造りの技術集団として明治時代から、鹿児島のみならず九州各地で活躍してきました。当時、焼酎造りの技術は門外不出とされており、また各地で焼酎を造った杜氏・蔵子達は製造が終わり里帰りした際に、技術について情報交換し、その積上げで黒瀬杜氏の地位を確固たるものに築きあげました。焼酎造りは体で体得するもので、長年の経験と勘がものをいう、まさに「技」の世界です。ピーク時には300名からいた杜氏も現在では30人ほどになってしまいました。白金酒造には毎年、杜氏頭「黒瀬東洋海」を筆頭に、杜氏たちが焼酎造りに携わります。

water

焼酎造りに欠かせないのが、原料と「水」です。水は仕込みだけでなく、焼酎の割り水(蒸留した原酒はアルコール度数が35度以上と高いので、水で加水して、度数を25度などに調整すること)にも使われます。また、原料米や芋の洗浄などにも使われますので、良い水質であるうえに、水量が豊富でなければなりません。蔵では以前、蔵の裏山にある「布引の滝」より水を引いていましたが、十分な水量を確保できないことから、新しい水源を探すことになりました。重富には、かつて重富城があり、「武士は良い水の出る所に家を構えた」という言い伝えをもとに、近くの武家屋敷跡をボーリングし、良質の井戸を掘りあてました。この水はpHが7.7?8.4の弱アルカリ性の軟水で、トロッとした口当たりの良い水です。新しい井戸水で造られる焼酎の味は良く、これまで以上にうまくなったと評価が上がりました。

polished sweet potato

おいしい焼酎を造るために、一貫して行っている作業があります。仕込み時期になると、毎朝5時過ぎに新鮮な生芋が畑から届きます。さつま芋は根葉作物であるため、収穫時には表面に泥がいっぱいついているため、仕込み前の処理としてきれいに洗い、皮をむいた上に、焼酎の苦みの原因となるヘタや痛んだ箇所を徹底して取り除きます。人手を掛け、丁寧に処理されたぴかぴかの芋のことを蔵では「磨き芋」といいます。手間のかかる作業ですが、おいしい焼酎を造るための大事な工程のひとつです。白金酒造の焼酎はすべて「磨き芋」仕込みです。

Malted rice

芋焼酎の原料は一般的に、さつま芋と米麹を使います。米麹を造る工程を「製麹(せいきく)」といいます。米麹の役割は、原料のデンプンを麹菌のもつ酵素で糖に分解することです。そして酵母はモロミの中で分解された糖を養分にして、アルコールをつくります。米は粒状でデンプン価も高いので、製麹に最も適しています。米麹は焼酎となったときに、味わいに深みなどのアクセントをつける効果もあります。鹿児島はシラス土壌のため芋以外の作物が育ちにくく、米は大変な貴重品でした。しかし、よい「もと」(主原料を入れる前段階として、酵母を培養したもの。酒母ともいう)を造るため、貴重な米を使いました。近年では、「芋麹」の焼酎も見られるようになりましたが、白金酒造では伝統として米を麹に使っています。白金酒造では麹米の原料に「国産米」と「タイ米」を使用します。伝統的な造り(石蔵など)では「国産米」を使いますが、レギュラー商品などには「タイ米」を使います。どちらの米にも良い特徴がありますので、蔵元として焼酎の味に幅を持たせるため、製品によって麹米を使い分けています。

wooden barrel distiller

白金酒造には「木樽蒸留器」があります。スギ材(クレ板)を組み合わせて造った手作りの蒸留器です。この蒸留器で造られる焼酎は、やわらかく、濃い味わいの焼酎になります。また、蒸留時に木の香りがつき個性的な酒質になります。木樽蒸留器は生きた蒸留器です。焼酎生産で蒸気を入れると暖められ膨張し、生産が終わると乾燥して隙間ができます。この繰り返しで次第に強度がなくなり、また防腐剤も使えないのでメンテナンスも非常に気を使います。どれだけ大事に使っても5?6年しか耐えられません。木樽蒸留器の樽を作るのは、日本でただ一人、鹿児島県曽於市大隈町の津留辰矢さんしかいません。蒸留を開始した直後、モロミが温まるまでの間に、木樽蒸留器は太鼓をたたくような音を出します。太鼓の音色が止んだ頃、焼酎が垂れ始めます。


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